TOP 卒業生インタビュー 令和4年度卒業生

劣等感をバネに高校生活に全力投球!
一般クラスから国立大学に合格!

令和4年度卒業

田中 渉さん

MESSAGE

最初からできないとあきらめるのではなく、何か一つ、努力してほしい。僕にできたのだからみんなにもできるはず。

劣等生として過ごした中学時代

中学生までは、なにをやってもダメだし自分にはどうせできないと思い続けていました。勉強も学年で下位でしたし、いつもふてくされていたような気がします。今思えば「なにも挑戦してないくせに何を言ってるんだ」って感じですが…でも同時に、こんな自分を変えたいとずっと思っていたんです。高校生になったら、今までの自分を捨てて、迷惑をかけ続けた家族や中学校の先生方に見てもらいたいという気持ちがありました。

いざ、高校生活が始まると、いきなりコロナで休校となり、出鼻をくじかれたような思いでした。休校期間中は何もせず、だらだら過ごしてしまったように思います。しかし、6月から高校生活が始まると、「勉強では負けたくない」という思いがありました。

どんな高校生活でしたか?

安房西高校を受験したときは、本当に学力が低かったので、当然進学クラスに入れず、一般クラスで3年間を過ごしました。大学進学を希望していたので必死で勉強はしていたのですが、1年生の夏休み頃、一般クラスから国公立大学を目指すことは難しいという現実を突きつけられたときはかなり落ち込みました。しかし時間が経つにつれ、「だったら一般クラスから国立大学に受かった第一号になってやる」という熱意に変わっていきました。先輩にも受験で頑張っている方々がいましたし、自分が成功することで後輩たちにも希望を与えられるんじゃないかとも思いました。

高校生活全体を振り返ると、とても充実した時間を過ごせたと満足しています。「コロナだから遊びに行けなくてかわいそうだね」とか、「一般受験だから大変そうだね」などと同情されることもあったのですが、僕としてはちっともそんなこと思っていないというか…。とにかく楽しかったです。

後輩にアドバイスするなら…

僕なんかが言えることはないと思うんですけど、とにかくいろんなことにチャレンジたり、努力する機会を持ってほしいとは思います。「どうせやってもできない」っていう気持ちはよくわかります。僕もそうでしたから。でも、全然勉強ができなかった僕が、一般受験で国立大学に合格することができたんですから。誰だって、なんでもできると思うんです。努力して、失敗することもあります。でも、その失敗のお陰で「正しい努力の仕方」を学ぶことができます。

失敗を恐れずたくさんチャレンジしてみよう!

僕は生徒会もやって、JRC部としてボランティア活動にもたくさん参加して、英検2級も取得しました。全部チャレンジしたからです。もちろんその過程ではたくさん失敗もあったのですが、試行錯誤する中ですごく成長できたと思っています。せっかくの人生、何もやらないなんてもったいない!ぜひ、失敗を恐れずたくさんチャレンジして、成長していってください!

早い段階から進路に向き合い、憧れの航空自衛隊に入隊!

令和4年度卒業

石川 翔太さん

MESSAGE

高校生活は「楽しい」けど「楽」じゃない!
進路決定のためには早めに先生方を頼るといいですよ。

安房西高校で過ごして

中学3年生の時、安房西高校は出席率の高さで評判が高かったので、いい印象を持っていました。基礎学力の学び直しにも力を入れていることから、この高校で学びたいと思い、入学を決めました。
あっという間の高校生活を振り返ってみると、とても楽しかった思い出で埋め尽くされています。安房西高校の生徒は優しい人が多く、安心して過ごせていました。土日の休みは学校が待ち遠しく、夏休みがなくてもいいと思えるほどとにかく楽しかったです。
コロナ禍でいろんな行事が縮小されましたが、それでも十分に楽しめたという実感があります。難しい状況でもなんとか行事を開いてくれた先生方に感謝しています。

高校生活で1番印象に残っていることは?

繰り返しになってしまいますが、毎日がとにかく楽しくて…1番は決められそうにないです。友達の悪ふざけに巻き込まれて先生に怒られたことも懐かしい思い出です(笑)。

しいて言うなら、やはり進路決定の瞬間ですかね…。まさか自分が航空学生に受かるだなんて思ってもみませんでした。合格発表の日は、安房西高校の入試日でした。入試の手伝いとして登校していたのですが、先生から結果を聞いた瞬間は涙が止まりませんでした。

進路活動を振り返って

2年生の頃には自衛隊志望を決めていて、早い時期から自衛隊の広報の方に具体的な相談ができていたので、その早さが良かったのかな、と今では思います。筆記試験に向けた勉強や、面接練習も早くから取り組むことができました。
自衛隊の広報の方にもとても感謝していますし、面接練習に何度も付き合っていただいた先生方にも感謝しています。

後輩たちへのアドバイス

進路活動は早め早めに動くに越したことはないです。私自身、まさか航空自衛隊に受かるだなんて思ってなかったですよ。そもそも、そんな選択肢があることも、ダメ元でチャレンジできるとも思っていなかったです。このような進路を決定することができたのは、早くから先生方に相談し、学校のサポートを受けられたからです。ぜひ皆さんも、進路についての相談は早めにしてみてください。
高校生活は「楽しい」けど「楽」じゃないですよね。辛いけど「楽しい」、苦しいけど「楽しい」!そんな風に思えたらいいんじゃないですかね。